こんにちは、てぃくとんです。

最近、AI・半導体関連株に少し不穏な空気が出てきています。

米国株ではNVIDIAを中心としたAI関連株。
日本株では東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREEN、ディスコ、レーザーテックなどの半導体関連株。

ここまでかなり強かった銘柄たちに、急に調整が入る場面が増えてきました。
実際2026年7月2日には半導体銘柄が大きく下げました。

「これはAIバブル崩壊なのか?」
「それとも絶好の買い場なのか?」

投資している人なら、かなり気になるところだと思います。

今回は、AI・半導体株の急落について、私なりに整理してみます。

■ まず、AI・半導体株はかなり買われていた

ここ数年、半導体株はかなり強い動きをしていました。

理由はシンプルで、

・AIブーム
・データセンター需要
・生成AIの普及
・クラウド企業の大型投資
・自動運転、ロボット、スマホ、ゲーム、産業機器への需要

このあたりが大きいです。

特に生成AIの登場によって、半導体の重要性は一気に高まりました。

AIを動かすには、とんでもない量の計算が必要です。

その計算を支えるのがGPUやメモリ、半導体製造装置などです。

つまり、AIが広がれば広がるほど、

半導体がもっと必要になるよね

という見方が強くなったわけです。

実際、Deloitteは2026年の生成AI向けチップ売上が約5,000億ドル規模に近づくと予測しており、AIチップが半導体市場のかなり大きな部分を占める見方も出ています。

■ 日本株でも半導体関連は主役級だった

日本株でも、半導体関連はかなり注目されてきました。

特に、

・東京エレクトロン
・アドバンテスト
・SCREENホールディングス
・ディスコ
・レーザーテック
・キオクシア
・信越化学
・SUMCO

このあたりは、AI・半導体テーマの中心銘柄として見られやすいです。

日本には、半導体そのものを作る会社だけではなく、

・半導体製造装置
・検査装置
・材料
・シリコンウエハー
・精密部品

など、半導体を作るために必要な企業が多くあります。

なので、AIブームが来ると日本株にもお金が流れやすいんですよね。

ただ、その分だけ期待も乗りやすいです。

期待が乗る。
株価が上がる。
さらに注目される。
また買われる。

この流れが続くと、どうしても過熱感が出てきます。

■ 急落の理由は「期待が高すぎた」から?

今回のAI・半導体株の調整で、私が一番大きいと思う理由はこれです。

期待が高すぎた。

もちろん、AIや半導体の将来性が急になくなったわけではありません。

でも株価は、将来の期待を先に織り込んで動きます。

たとえば、

「この会社はAIで伸びるはず」
「半導体需要はまだまだ増えるはず」
「データセンター投資は止まらないはず」

こういう期待が強くなりすぎると、少し悪い材料が出ただけでも株価は大きく下がります。

最近の米国市場でも、AI関連の巨額投資に対して「本当に利益として回収できるのか?」という見方が出ています。
Business Insiderでは、Amazon、Google、Microsoft、MetaなどのAI関連投資が巨額になっている一方で、
その収益化のタイミングを投資家が気にし始めていると報じられています。

要するに、

AIはすごい
でも、今の株価はすごすぎない?

という話です。

ここが大事です。

良い会社でも、高すぎる株価で買うと普通に負けます。

■ 半導体株は夢がある。でも値動きはかなり荒い

半導体関連株は、長期では魅力があるテーマだと思っています。

AIだけではなく、

・スマホ
・パソコン
・車
・データセンター
・ロボット
・医療機器
・防衛
・工場の自動化
・ゲーム
・家電

いろんなところで半導体は使われています。

今後、世の中がどんどんデジタル化していくなら、半導体自体が不要になるとは考えにくいです。

むしろ、重要度はさらに上がる可能性があります。

PwCのレポートでも、世界の半導体市場は2024年の約6,270億ドルから2030年には約1兆300億ドルまで伸びる見通しが示されています。

なので、私は半導体市場そのものにはかなり期待しています。

ただし、ここからが大事だと思っていて、

市場が伸びることと、株価がずっと上がることは別だと思っています。

これ、初心者ほど混同しやすいポイントだと思います。私も何度も痛い目をみましたw

■ 「市場が伸びる=株価が必ず上がる」ではない

たとえば、半導体市場が今後伸びるとしても、

・すでに株価が高すぎる
・利益成長より株価上昇が先に行きすぎている
・業績見通しが少しでも弱いと売られる
・金利上昇で高PER株が売られる
・AI投資の回収に時間がかかる
・競争が激しくなる

こういうことが起きると、株価は普通に下がります。

半導体株は成長株として見られやすいので、期待が強い分、失望された時の下げも大きくなりがちです。

まさにジェットコースターです。

乗っている時は楽しいけど、急降下の時は胃が浮きます。

投資の世界では、これが普通にあります。

■ 今はバブル崩壊なのか?

では、今回の急落はバブル崩壊なのか。

私の感覚では、現時点ではまだ「完全なバブル崩壊」とまでは言えないと思っています。

ただし、

「一部ではかなり過熱していた」

とは思います。

特にAI関連は、ここまで買われ方がかなり強かったです。

NVIDIAのような本当に業績が強い企業でさえ、株価が大きく上がれば調整はあります。
Investor’s Business Dailyによると、NVIDIAは直近高値から下落し、半導体指数SOX(1)も大きく下げる場面がありました。
(1)・・米国株の半導体詰め合わせパックのようなもの

つまり、

・AIブームは本物かもしれない
・半導体市場も長期で伸びそう
・でも短期の株価は上がりすぎていたかもしれない

この3つは同時に成り立つと思っています。

ここを冷静に見たいです。

■ 買い場なのか?それとも様子見なのか?

ここが一番悩ましいところです。

急落すると、

「安くなった!」
「今買わないと置いていかれる!」
「ここが押し目かも!」

と思いやすいです。

私もめちゃくちゃ分かります。

上がっているテーマを見ると、乗り遅れたくないんですよねw

でも、急落直後に焦って飛び乗るのは危ないと思っています。

なぜなら、下げ始めた株は一回で終わらないことも多いからです。
これも何度も痛い目をみましたw

特に人気テーマの場合、

1回目の下げ

少し反発

安心して買う

また下げる

このパターンもあります。

いわゆる「落ちるナイフ」のようなもので
投資の格言で「落ちるナイフは掴むな」という言葉があります。(ケガをしてしまうから)

もちろん、結果的にそこが底だったということもあります。

でも、それは後から見ないと分かりません。

■ 私ならどう考えるか

私なら、半導体関連は長期テーマとして見ます。

理由は、半導体自体が今後の社会に必要だと思っているからです。

AI、ロボット、自動運転、データセンター、スマホ、ゲーム、工場自動化。

どれを見ても、半導体が関係しています。

なので、長期で見れば半導体関連はかなり面白いテーマだと思っています。

ただし、今すぐ全力で飛び乗るかと言われると、それはちょっと怖いです。

今の半導体株には、まだ過熱感もあると思っています。

特に、

・短期間で大きく上がった銘柄
・PERがかなり高い銘柄
・AI期待だけで買われている銘柄
・業績より先に株価が走っている銘柄

こういう銘柄は注意したいです。

私なら、買うとしても一気には買いません。

・まずは少額
・何回かに分けて買う
・決算を確認する
・急落しても耐えられる金額にする
・テーマだけでなく業績も見る

このあたりを意識したいです。

■ 初心者が気をつけたいポイント

AI・半導体株を見る時に、初心者が気をつけたいのはこの3つです。

■ 1つ目:テーマだけで買わない

「AIだから上がる」
「半導体だから上がる」

これは少し危ないです。

テーマが良くても、会社の業績がついてこなければ株価は下がります。

■ 2つ目:高値づかみに注意する

話題になっている時は、すでにかなり上がっていることが多いです。

みんなが「すごい!」と言い始めた時には、株価もすごいことになっている場合があります。

■ 3つ目:短期と長期を分けて考える

長期で良いテーマでも、短期では大きく下がることがあります。

ここを分けて考えないと、少し下がっただけで不安になって売ってしまいやすいです。

■ まとめ:半導体は長期テーマ。でも焦り買いは危ない

AI・半導体株の急落を見ると、不安になる人も多いと思います。

でも、半導体市場そのものの成長性が急になくなったわけではありません。

むしろ長期では、AIやデータセンター、ロボット、自動運転などの広がりによって、半導体の重要性は高まっていく可能性があります。

ただし、株価は別です。

どれだけ良いテーマでも、期待が高すぎると調整は起きます。

そして人気テーマほど、下がる時も大きいです。

私は半導体関連は長期テーマとして見ているけど、短期では普通に大きく下がることもあるので、焦って飛び乗らずに見ていきたいです。

焦らずじっくり資産形成頑張っていきましょう🔥